多汗症と共に生きる3 ~薬の作用と副作用~

多汗症と共に生きる3 ~薬の作用と副作用~
2019年12月16日

 え? プロバンサイン? なんかわけのわからない薬を飲まなきゃいけないの? 副作用が怖いな、違法薬物じゃないの? など思うところもあると思います。それらの疑問に答えていこうと思います。
 あえて先に書きます。プロバンサインを飲めば汗は確実に止まります。ただし、ちゃんと副作用もあります。

プロバンサインとは


 そもそもプロバンサインとはどういう薬なのか。ひと昔前の胃薬として処方されていた薬です。抗コリン作用により消化管の収縮運動を抑え、自律神経節遮断作用により筋緊張を緩め、夜尿や多汗を改善します。通常、胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー、夜尿症または遺尿症、多汗症などの治療に用いられます。

詳しくは「くすりのしおり」というサイトから引用しています。詳しくは引用先をどうぞ。リンクを張っておきます。↓

http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=15696

私にとってのプロバンサイン


 私はこの薬は一生忘れられない薬になると思います。とある方法で手に入れ、学校生活でトライ&エラーを繰り返しました。かっこよく書きましたが、早い話が自分で飲み方を変えてみて効果を試すという人体実験ですよね笑 あ、一応仕事が医療系の人間なので医学的知識は普通の人よりは少しあることや、知り合いに医者がいるため相談することができたこともあり、安全には最新の注意を払って実験を繰り返しました。


※これから何度も言いますが、絶対に絶対に他の薬で同じことをしないでくださいね。 あと、プロバンサインを内服することを検討している人も気を付けてください。元々持病で内服している薬がある人は、『必ず』医師と相談してから飲んでください。飲み合わせが悪いと下手すれば死にますよ。しかも結構な確率で。 良くても重篤な合併症がでることもありますよ。薬とは怖いんですよ。そして心疾患や前立腺肥大症、緑内障がある人も禁忌です。詳しくは「くすりのしおり」で確認してください。

プロバンサインの副作用


ここで皆さんが気になっている副作用についてお話しておきます。結論から言って副作用はあります。以下に私が体験した主な副作用をあげます。

  • 口のなかの唾液分泌がストップする
  • おしっこが出辛くなる
  • 熱中症になりやすい

 唾液分泌がストップするとどうなるのかというと、口の中が乾くんです。結果として喉がカラカラになり段々と喉が痛くなります。次に、おしっこが出づらくなります。イメージとしてはおじいちゃんのおしっこです。おじいちゃんがおしっこするときって時間掛かりますよね? あれって年を取ると前立腺が大きくなること原因でおしっこ出す力が弱くなるんです。だからチョボチョボとしか尿が出せないんですね。

そしてこれが一番危険なんですけど、熱中症になりやすいんです。人間は体温があがりすぎると発汗して体温を下げているのです。それを無理やり止めるため、結果として体内に熱がこもり熱中症になります これはけっこう危険です。


 私が体感した副作用はこんなところですかね。私には症状がでなかっただけで、抗コリン作用という性質上、他にも副作用はでる可能性はあります。しかし、一応ただの胃薬として処方されていた薬なので、私の意見としては1度に多量に摂取するなどしなければ特に問題はないと思います。
※これは何度も書きますが、今後プロバンサインを飲むとしても自己責任で飲んでくださいね。そしてくれぐれも大量に飲まないように。用法用量は医師と相談しましょう!

副作用について補足


 気になると思うのでもう少しだけ副作用について掘り下げましょう。
 まず唾液分泌がとまる。これは抗コリン作用により、身体の体液分泌がとまるんですよ。だから汗が止まるんですけど、唾液とかおしっこも体液なわけで。それらも止まっちゃうわけです。これらは特に問題とはならなかったです。口の中が乾いて喉が痛くなるなら適宜お茶を口に入れて飲む。出来ればお茶でうがい出来ればベストですね。これで対応可能。潤いますからね。おしっこはまぁ、出なくなるっていっても、尿閉みたいに完全に排尿できなくなるという感じではなく、尿の勢いが弱くなる感じです。おじいちゃんみたいにおしっこがちょぼちょぼしかでません。薬効があるときは若干いつもより尿量が少ない感じがしないでもないですどね。ただそれだけ。



 次に熱中症になりやすい。これは少し注意が必要です。言うまでもないですが、特に夏ですね。この記事を見てくれているということは、大なり小なり汗に関して悩みがある方だと思うので、汗の特性は調べまくって理解しているでしょう。簡単におさらいすると、人間は主に体温が上昇したときに発汗します。これは汗が蒸発するときに皮膚から熱を逃すため体温が下がるのです。この作用により人間は体温の恒常性を保っているんですね。





 まぁ、他にも呼吸などから不感蒸泄という人間の機能によって下げるんですけど、難しいことは置いておきます。しかし、プロバンサインによって汗を止めるということは? そう、熱がこもりやすいのです。結果として顔が赤くなり、(風邪ひいた時みたいな感じになります。人に言われて気づくレベル)体温が上昇してフワッとします。これ、危険な状態です。熱中症になりかけてます。アクエリアスやポカリをがぶ飲みして、涼しいところで休みましょう。そのまま活動を続けると、恐らく気を失いますよ。でも、このフワッとした時って、なんかヤバイなって思うのですぐに気づきます。


 キムタッカー的に副作用で1番怖いのはこの熱中症です。塩分が入っているスポドリを飲んで涼しいとこで休む、首回りや脇の下、太腿の付け根なんかを冷やすなどすれば対処可能です。また、そもそもそんな暑すぎる日は、薬を使わずに自然に汗をかくのも一つの手です。だって、周りも汗かいてるもの。これなら気にならないですよね。

  続きの前に、話しが長くなってきたのでちょっと小話を。わたくしキムタッカーはスポーツジムが大好きなんです。なんでかというと、堂々と汗をかいていい場所だからです。むしろ、汗をいっぱいかく人=すごくトレーニングを頑張っている人と認識されやすいので私達の特殊能力(笑)が唯一認められる場所なんです。初めてジムに行ったときは、汗(私)が否定されない素晴らしき世界に祝福を! と感動したのを覚えています。そして多汗症と共に生きる2でも話した通り、確かにスタミナをつけると少しだけ汗をかきにくくなります。ジムに通えば一石二鳥ですね♪

暑いときは薬を飲まないほうがいいの??


 さて熱中症に関して続きです。熱中症は危険だからもう少しお話しします。周りも汗をかいているから汗は止めなくてもいいか? という考えになると思います。結論として、少しは止めましょう。と私はアドバイスします。

 例えば気温30度の日をシュミレーションしてみましょう。一般人の汗の量が100とします。そんな時、我々は恐らく350〜400くらい出てると思います(あくまで体感ですが)。これではいくら周りも汗をかき、迷彩を施しているとはいえ、目立ちます。ところが、これが200くらいまで下がったらどうでしょう? 人より少し汗をかいてるけど、そこまで目立たないですよね。


 そう、プロバンサインで0まで汗を止めると熱中症になるかもしれないけど、内服する錠数をコントロールして汗力(今私が作りました笑)200にしてしまえば一般人と対して変わらないんです。これが私がみつけた攻略法でした。
※ただし、やっぱり熱中症は怖いので素人の方(飲み慣れていない方)は暑すぎる日には飲まないことをお勧めします。あくまで自己責任でお願いします。何度も言います。わからないことは医師に相談しましょう。そこだけは本当にお願いします。

副作用についてはこの辺にしておきたいと思います。また何か思い出したらどんどん追記しています。質問や疑問があったらコメントしてください。

次回は 「多汗症と生きる4 ~プロバンサインと出会ってからの毎日~ 」をお届けしたいと思います。是非ご覧くださいね。

以上ブロガーのキムタッカーでした。また来週!